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モーツァルト、ダウランド、そして

三原室内管弦楽団の定期が終わった。
団員の皆様、ご成功、おめでとうございます。
前夜祭で、昨年のモーツァルト5番の反省会(!)をして、ちょっと恥ずかしかったが、
今年の3番も、とても楽しんで演奏できたことが何より嬉しかった。
もちろん、音色作りで、甘さが残ったところは、じっくり反省した。
この点は、改善し次の演奏に活かしていこう。

アンコールで演奏したのは、J.ダウランド(1562-1626)の作品である。
今、私がもっとも好んで楽譜を読んだり、音を聴いたりしている作曲家だ。
数多いリュート作品の中から「メランコリー・ガリアルド(憂鬱なガイヤルド)」というものをヴァイオリン独奏用にアレンジしてみた。書き下ろし作品であった。
他にも「ラクリメ」や歌曲集など、重要な作品がたくさんあるので、これから勉強するつもりだ。
その中で、またいくつかヴァイオリン用に編曲してみたいと思っている。
その前に、F.クープラン(1668-1733)の組曲の中にとっても興味深い作品があるので、これを何とかヴァイオリンで弾きたいと作業中であるが。

オーケストラアカデミーの公演を通りこして、バロックモードになって来た。
イカン
今回は、藤岡幸夫さん指揮で、メインプロがシューマンの春であった。
ベルリオーズはプロオケで経験済みだったが、なかなか難しい作品だと実感。
堤剛先生熱演のラロは、素晴らしかった。
音の表情に対するきめ細やかな対応、息づかい、ラロの作品がもつ厳しさを体いっぱいに表現されていた先生の演奏は感激ものであった。客席で聴きたかった。
シューマンもシンプルながら難しいなぁと思った。
コンマスとして少しは成長したのか?
分からない。
しかし、今回は、高校や大学の同級生、同門の先輩・後輩がたくさんエキストラ参加されていたので、たっくさん助けてもらった。
とても嬉しかった。

バロックのコンサートについては次の日記に書こうか。
by violinmusik | 2007-09-26 22:18 | 演奏