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大人の発表会、桐朋の音楽教室の発表会が終わった。
生徒さんのレッスンもちょっと落ち着いたかな・・・そんな矢先。

「パキッ」と鈍い音。
臨時で受け持っている生徒さんのレッスン中に、弓の毛が外れたのだ。。。
焦った。こんなことは初めてだ。
すぐに象牙に損傷がないかのチェックを入れる。
夜も遅かったため、楽器店などは閉店で処置のしようはない。
念のため押し入れてあった木片を別の場所に入れ、外れた毛をクルクルと棒に巻き付ける。
なんとも無惨な光景だった。そして大きなショックを受けた。
意外にも自分が落ち着いていられたのは、事故のおきる数秒前にそれを予測できていたからに他ならない。
翌日、小さい頃からお世話になっている楽器製作の職人さんに連絡を入れ、
岡山に住んでいる彼のお弟子さんに処置をしてもらうことになった。
素人目には、とくに損傷などは見当たらないが、明日、その方に見てもらうまで心配でたまらない。
先日、本番直前に生徒の楽器のペグに故障が発生して、結局その楽器で演奏できなかった。
あのときの彼女の不本意と焦りをいま自分も切実に感じている。
by violinmusik | 2007-08-11 00:31 | 反省