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Schumann 大ソナタ

修了演奏で一番演奏時間の長い作品が
R.シューマン作曲《ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調》op.121
である。
Grosse Sonateとの異名がある、大作だ。
ヴァイオリンパートが中音域で書かれている(これはシューマンのクセである)ので
非常に音が鳴らしにくい。
以前よりは、曲の構成もわかってきたし、出したい音や作りたい音楽のイメージも固まってきたので、演奏するのが楽しくなってきたが、やはりとても体力を使いグッタリしてしまう。
ピアニストの高田さんにも、申し訳ないですね。。。
今日は、そのシューマンのヴァイオリン・ソナタについて・・・少々

R.シューマンは、ヴァイオリン・ソナタを3曲書いている。

 《ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調》(op.105)は、3楽章形式であり、ソナタとして規模は大きくないが、端正にまとまった楽曲である。今日でも、しばしば演奏される作品である。

また、《ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調》(WoO27)は、《F.A.E.ソナタ》を補完した作品である。すなわち、《F.A.E.ソナタ》は、第1楽章がA.ディートリヒ(1829-1908)、第2、4楽章がシューマン、そして第3楽章をJ.ブラームス(1833-1897)が担当するという共同作品となっているが、シューマンは自ら担当しなかった第1、3楽章を新しく書き《ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調》(WoO27)としたのである。そのような経緯はあるが、この作品は、全体としてシューマンの独自性が全面に押し出されており、共作とは異なっている。すなわち、新しく創造されたもので、新しい芸術的な価値を持つものである。しかし、やっと1956年になって楽譜が出版されたこともあって、演奏会でとりあげられる機会はあまり多くない。

《ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調》は、《ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調》のすぐ後に作曲された。全3作品の中で最も規模が大きく、この作品に対してシューマン自身も大きな自信をもっていたという。彼の音楽の一番の理解者であった妻であるC.シューマンも「・・・これは本当に、まったく強力な音楽である。」といいこの作品を高く評価していた。シューマンのヴァイオリン・ソナタの中で、最も完成度の高い作品として、演奏される機会も多い。
 初演:1852年、ライプツィッヒにて C.シューマンとF.ダーヴィットによる
 献呈:F.ダーヴィット
by violinmusik | 2007-03-04 00:09 | 演奏