ナイロン弦

湿度が多い6月を終え、外気と室内の温度差が激しい夏がやってきました。

弦にとっては負担のかかる時期なので、愛用しているガット弦を外し、ここ3ヶ月くらいはナイロン弦をいろいろと試していました。


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Pirastro社からの期待の品で、評判もデザインも良くて飛びつきました。

でも・・・・私はあまり気に入らなかったです。
特にD線、G線のほわ〜んとした倍音が鳴らずギンギン。
それなのに発音はくすんでしまうのでは良いところは全くないではないか!
私のヴァイオリンには徹底的に合わなかった。


Pirastro社の弦はやはりガット弦の王様oliveが素晴らしすぎます。
Perpetualを外した後、いつものガットにいったんは戻しましたが、やはりこの気候。
特にレッスン中は調弦が狂いすぎて生徒さんたちにも迷惑がかかります。
ナイロン弦模索の旅をもう少し続けることにしました。
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ちなみにガットといえば同社のパッショーネも一時期愛用していましたが、すぐにヘロヘロになっちゃうので最近は遠ざかっています。


Pirastro社の他のナイロン弦ではオブリガードもエヴァ・ピラッツィが優秀ですが、私はあまり好きになれません。
とは言っても、ヴィオラにはオブリガードを張っていてなかなか良い感じですし、楽器との相性もあるのだろうと思います。
そのヴィオラに張ったオブリガードの響きはとても心地よいです、ちょっとパワーは出ませんが。



Thomastik社のナイロン弦も試してみました。

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Infeld red!これ、、、、キライです。
スチール弦みたいにキンキン。A線すら楽器に馴染まないです。
即、こちらに取り替えました。



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レッドよりも音の響き方は良いし、レスポンスもバッチリ。
安定感のある弦なので1週間くらいつけてみたのですが、やはり違和感。
普段から無伴奏を弾いたり、フラジョレットを多用したりすることが多いので、倍音が少ないとちょっとつらいですね。



で、最終的にこちらになりました。
昔からの安定のドミナント。

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E線は何にでも相性抜群のゴールドブラカットのゴールド、ゲージは0.27で。
オリーブを張っている時にもE線はこちらを使っています。
この弦は、皆さんもよくご存知で一言加える必要はないですね。


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ドミナント、パワーはやはりオリーブにはかないませんし、G線なんかはペラっとしていますが、
他のナイロン弦に比べたら一番心地よい倍音、まろやかな響きが出るような気がします。
単に、昔から扱い慣れているので、ツボを知っているだけなのかもしれませんし、
あくまで私の楽器との相性なので他のナイロン弦の方が楽器に合っているという方もいらっしゃると思います。


ただ、PerpetualやInfeldの評判が良すぎるのがずっと気になっていて
「そう思わない人もいるんだよ!」との思いで書かせていただきました。

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by Violinmusik | 2018-08-02 07:00 | 日常