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無伴奏ヴァイオリン

シーサイドスペシャルコンサートの4回目として
今回は「無伴奏ヴァイオリン」の世界をお届けしました。
ニューピアホールでは、こうして年に1度、スペシャルコンサートを開催しているそうです。
まだまだ、クラシック音楽を親しむ方の間で、このホールの認知度は高くないようですが、スタッフの皆様や環境もすばらしいので、これからもたくさんのクラシックファンに足を運んでもらいたいです。

さて、演奏したパッサカリア、パルティータ2番、バルトークと、どれも大曲。
そして素晴らしい作品であると演奏しながらあらためて思いました。

特にバルトーク、やはり好きです。
こんな言い方をするのは適切でないのかもしれませんが、「美しい」音楽だと私は思っています。
初めてバルトークの音楽を「美しい」と感じたのは、高校の頃「弦楽セレナーデ」を演奏したときでした。
それから、「ソナタ2番」を勉強する一方で6曲の弦楽四重奏に夢中になり、「協奏曲2番」をオーケストラと共演したり、大好きな「弦楽のための協奏曲」をオーケストラで演奏したり。
たくさん聴きそして演奏して来たバルトークは、いつも私のすぐそばにいる作曲家なのです。
そして、昨晩演奏した「ソロソナタ」は難曲で(聴く方にとっても)なかなかコンサートでは取り上げられませんが、こうやって演奏する機会に恵まれた事を大変、嬉しく思っています。

ホール関係者の皆々様、ほんとうに有難うございます。
聴いて下さった方にも、心より感謝申し上げます。

それから・・・私事ですが
大叔父さんとの15年ぶりの再会、小学生のころに住んでいた松江でヴァイオリンを教えて下さっていた恩師・今岡康代先生からの思いがけないプレゼント、その今岡教室で一緒にヴァイオリンを習っていた弘行お兄さんとの約30年ぶりの再会。
関係者の方々がたくさんこのコンサートを宣伝して下さったおかげで、懐かしい方々のお元気なご様子を知ることができて、とても感激しております。

たくさんの感謝の気持ちを込めて・・・
そして、ご来場下さった方々、これからも「無伴奏ヴァイオリン作品の深淵なる世界」をお忙しい日々の生活の中でちょっとだけでも取り入れて頂ければ、これほど嬉しい事はありません。
by Violinmusik | 2013-10-31 06:58 | 演奏